Google Bardとは
Googleが提供する対話型AI「Google Bard」は、検索大手のGoogleによるChatGPTへの対抗馬として注目されています。
Google Bardは、大規模言語モデル「LaMDA」を利用し、自然言語でのチャット形式の会話が可能です。ユーザーの質問に対して、Googleの膨大な情報をもとに柔軟な回答を生成します。
Google Bardの特徴
大きな特徴は、Google検索との連携により、リアルタイムの情報を反映できる点です。Web上の最新データを取り込むことで、正確な回答作成が可能になります。
ただし、もちろんネット上の情報が100%正しいとは限らないため、回答の正誤確認は不可欠です。
また、Google Workspaceと連携して下記ができることも大きな特徴です。
- Gmailから必要な情報を素早く取得
- GoogleドキュメントやPDFの内容を要約
Google Bardの利用方法
Google Bardの利用方法は、公式サイトにこちらからアクセスして質問を入力するだけ。回答が表示されたら、内容を検証しながら活用していきます。
また、複数の回答候補も表示されるので、比較検討もできます。
Google Bardは現在、英語・日本語・韓国語の3言語に対応しています。今後は言語サポートの拡大や、回答精度の向上が期待されています。
Google BardとChatGPTを比較
・回答の精度:Google Bardの方が高い
・回答速度:ChatGPTの方が速い
・参照元提示:どちらも未対応
・リアルタイム性:Google Bardの方が高い
Google Band、生成AI使用時の注意点
・回答をそのまま鵜呑みにしない
・対話型AIの仕組みを理解する
・ビジネス利用の際はルールを設ける
・個人情報の取扱い設定を確認する
対話型AIは画期的な技術ではありますが、100%正確な回答が得られるとは限りません。利用する際は上記の点に留意し、人間側が内容を確認する必要があります。
AIをうまく活用すれば、ビジネスシーンでの生産性向上に役立ちます。一方で、誤用や悪用を避けるには、技術の理解と適切な利用ルールが必要不可欠です。
それでは、もう一つの人気の生成AIも見ていきましょう。
Bing AIとは
Bing AIは、Microsoftが提供する検索エンジン「Bing」に、ChatGPTの技術を取り入れたAIチャット機能を搭載した新サービスです。
使い方は簡単
Bing AIからアクセスして他の生成AIと同様に質問・指示を会話形式で行います。
Microdoftのアカウントがあればログインして活用
下記のことができるようになります。
- AIチャットの利用回数上限が上がる
- AI画像が生成できるようになる
- チャットの履歴が確認できる
Bing AIは、アプリもあります。スマホで下の画像をタップでインストールできます。
最大の特徴
最大の特徴は、Bingの検索結果を参照しながら、会話形式で質問に答えてくれる点にあります。検索結果のページとAIチャットが同じ画面で見られて、分からない単語もその場で調べられるので、会話しながら理解を簡単に深めることができます。
画像生成も可能
Bing AIには、テキストから画像を生成できるBing Image Creatorも搭載されています。チャット上で画像生成を指示することも可能です。
BingのAIチャットは、Bingと連動して回答を出力します。そのため、リアルタイムの情報を反映した回答が得られるのが特徴です。出力内容には参照したページのURLも表示されるので、回答の根拠をすぐに確認できる利点があります。
生成AIの課題
先ほどの述べましたが、ChatGPT同様に生成された回答がすべて正確とは限らないという課題もあります。出力された内容は参考程度にとどめ、人間が事実確認を行う必要があるでしょう。
また、検索プラットフォームとしての可能性を秘めたBing AIですが、Googleに比べて圧倒的に検索シェアが低いのが課題です。チャットによる新しい検索体験を広めていくことが、Bing AIの成長には欠かせないでしょう。
Bing Aiの競合
Bing AIの競合相手は、同じく検索エンジン大手のGoogleです。上で挙げたGoogleでAIアシスタント「Bard」を試験運用で提供しています。
Bing AIの新機能
Bing AIには次のような主要な新しい機能があります。
● 視覚的な回答の充実
Bingの検索結果には従来から、テキストだけでなく画像や動画などの視覚コンテンツが多く含まれていました。Bing AIによって、回答の視覚性がさらに向上しました。
● 検索とチャットの同画面表示
検索結果の画面で、右側にチャットの履歴を表示できるようになりました。検索結果を見ながらいつでも質問できるので、質問を深めるのに便利です。
● 要約機能
長文のWebページやPDFファイルの要約が可能になりました。情報収集と資料作成が格段に楽になります。
● サードパーティのプラグイン
今後は外部ツールとの連携も予定されていて、可能性が広がります。
BingのAIチャットは、主に次の3ステップで利用できます。
1.新しいBingにアクセス
通常のBingにアクセスした上で、チャットタブを選択します。
2.会話スタイルを選択
回答の方向性を定める会話スタイルを選択します。
3.プロンプトを入力
知りたい内容を質問として入力します。
BingのAIチャットで質の高い回答を得るコツ
● 会話スタイルを適切に選択
会話スタイルは下記の3種類から選ぶことができます。
「より創造的に」「バランスよく」「より厳密に」
● 定期的に会話のリセット
ページをリフレッシュすることでリセットできます。
● 音声入力の利用
● 具体的な質問
目的に応じて会話スタイルを選び直したり、会話内容をリセットしたりすることで、回答精度が高まります。可能な限り具体的に質問することも重要です。
Bing AIの強み
Bing AIはChatGPTをベースに開発されたため、文章生成能力はChatGPTに近い精度が期待できます。一方、検索エンジンとの連携によって、リアルタイム性や参照元表示などの強みがあるのが特徴です。
まとめ
今回は、日本で特に有名で人気の生成AIアプリのご紹介でした。
無料でできるので色々使い比べて精度を肌で感じてみてください。
人は、2日で74%忘れるので、見返す人はブックマークがオススメです。
